視覚を使わない空間を旅する

2017年8月をもって神宮前からは撤退が決まっている
「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」へ行ってきました。

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ダイアローグ・イン・ザ・ダークは、
明かりの一切ない空間。
敢えて五感のひとつである視覚を閉じて
色々と体験することで
感覚がリセットされる常設イベント。
私は少しの明かりがあれば
目が慣れるのは早い方ですが、
まったく明かりがないと、
ずーっと目は慣れないんですね。
うん、そんなことも知りませんでした。

 

白杖を持ってそれを頼りに
グループで歩いていくのですが、
白杖の使い方や注意事項も、
もちろん知りませんでした。

 

あの空間では(案内の方以外)
普段は視覚を使えている人が、
急に何も見えていない状況に置かれるので
全員が注意深くなりますが、
他の人は見えていて、
自分だけが見えないっていう状況は
かなり怖いものなんだろうな…と、
あらためて。

 

そして、あの場で頼れるのは、
聴覚と触覚のみ。
でも、触覚は諸刃の剣でもあるんですね。
頭ではわかっていたつもりになってたけど、
わかってなかった。

 

また地図をみれば、どこに何があって
ここがどういうところかわかりますが、
事前情報ゼロ。
その地図すら見えないのですから、
ココに何があるか、ココがどこなのか
全然わからないわけです。
山だって川だってこのエリアには
各1個ずつ!とは限らないわけで。
これで案内の方がいなかったら
そうは動けないな~と。
ココが安全かどうか、
向かうところも安全かどうかも
分からないのですから。

 

さすがに
ダイアローグ・イン・ザ・ダークでは
安全面がしっかり配慮されていることは
わかっていますし、
案内の方もいらっしゃるから
安心して進めますが、
例えば、震災などが起きて
目があけていられない状況になったら、
「確かこの辺りは地続きだったな~」
と前情報を鵜呑みに油断して、
うっかり歩いて新しく出来た穴に落ちる
な~んてことも
ダイアローグインザダークを体験していなければ、
簡単にやらかしたかもしれないです。
もともとすこぶる方向感覚のいい
&記憶に頼ってしまいそうな私は
本当に体験してみてよかったと思っています。
じゃないと、なめてかかっていたかもしれません。
つくづく見えないって、
そういうことじゃないんだな~!と。

 

そして、本当に声かけ必須です。
超ハッキリ細かく言わないとわかりません。
声が聞こえてくる方向くらいしかわからないんです。
あと、何も言わずにしゃがむとか、
ホント怖いから!

自分はいいんですよ。
急にしゃがんだって。
でも、言わなきゃ他の人はわからないんですよ。
目の前に急に人のカタマリが出来たら
他の人は躓きますって。
だから
「(自分の名)、靴ひもがほどけたのでちょっとしゃがみます!」
みたいな声かけが逐一必須となるわけです。
その際は自分の名前もお忘れなく!

 

神宮前の施設では2017年8月で終了で、
既に全枠SOLD OUTですが、
他のところでは今後もやっていたり、
どこかへ移動するかもしれません。
本当に、やってみるとやってみないでは
大違いでしたから、
是非チャンスがありましたら、お見逃しなく!

 

ほんと少~しその世界を垣間見たかな?
程度ですが、
今後も私は視覚障害者の方の行く手に
何か躓きそうなものがあっても
黙っていきなり手を引っ張るようなことは
しないでしょう。
まぁ、「も」というのは、そもそもあまり
お節介はしないタイプだからなんですが(笑)、
咄嗟だと、知らなければやっていたかもしれません。

 

そして、視覚と聴覚って、人体の消耗品パーツ…
ホントに体液は大事にしようと思った次第であります。

 

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