21年間ありがとう

先週、我が家のかわい~かわい~にゃんこが旅立っていきました。

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享年21歳7ヶ月という長寿っぷりもさることながら、

最期の頑張りが本当にすごくて、

みんなに「本当にすごい猫だった」と言ってもらえるコでした。

 
 

去年の秋頃かな…、胸のところに米粒大のしこりがあるのを発見しまして、

あー・・・乳がんかなー(メス猫の乳がんはとっても多いのです)とは思っていたし、

その時点で21歳間近だったので、手術はないな~と。

そうしたら本人の食欲がすごいせいかあれよあれよという間に腫瘍が大きくなりまして、

病院に行って「乳がんですね。猫の乳がんは99%悪性なんです・・・」と宣告されたのが今年3月。

まぁ、それはそうだろうなと思っていたので「やっぱりな・・・」くらいだったんですが、

先生曰く「この年なので手術はしないほうが。

ただ、腫瘍が破裂したら耐えられない匂いになりますから、

そうしたらイチかバチかで・・・・・・まぁその時に考えましょう」とのこと。

えっ!? 耐 え ら れ な い 匂 いですって!?

いつどのくらいで破裂するかは個人差があるのでわからないとのこと。

とりあえず、毎日朝晩2回絆創膏付のさらしを取替え、

洗浄びん使って洗って、化膿止めの粉薬をふりかけ、

なるべく清潔に保つくらいしか出来ず。

(でも獣医さんには入院するより行き届いてると言われましたv)

そうこうしているうちに4月末頃には腫瘍がほぼウエスト大の大きさに。

妊婦でいったらかなり臨月な大きさです。

その頃に1~2回、大出血を起こして、食欲もなくなったんですよ。

2日くらいほとんど食べなくて2kg切って、、、でも大好物だった

ケンタのチキン(衣ナシ)をあげたら食欲復活しましたwww

でもまたちょっとして、潮汁とかササミの塩麹蒸しをした時に出る汁は積極的に飲むものの、

食べるのが面倒くさそうになっていたので、

歯で噛むのが面倒なのかな~と思って、

噛まなくていい形状の猫用おやつが発売されていたので、

それを買ったりとか、

猫缶を全部ミルサーでペースト状にして少量ずつちょっと温めてあげてみたりとか、

色々工夫をすると応えてくれるんです。

最期は多分、失血性ショックか大量出血かという感じでしたが、

本当にそこまでよく頑張ってくれました。

介護はやりきった感があったので後悔はしていないのですが、

最後の最後に1点だけあって。

人間の言っていることがわかる、

頭のよすぎるくらいの頭のいいコだったので、

最期の最期にのどまで出かかっていた「お疲れ様、もういいよ、ありがとう」が言えなかったこと。

最期もまだ頑張ろうとしてくれているのがわかっただけに、

引導を渡しちゃう気がして、言えなかったんです。

そしたら、母親が「よく頑張ったよ」と言った途端安心したのか、

眠るように息を引き取ったのです。

やっぱり言ってあげることは大事だったんだな、と思うわけです。

あぁ、まだまだだなぁ、私も。

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それと「本当にそこまで頑張って生きてくれてありがとう」っていうのの他に、

もうひとつ、超手前勝手に「ありがとう」と思ってることがあって。

最後の1ヶ月くらいは下手したらウエストよりも幅あるんじゃないかっていう大きい腫瘍が

いつ破裂するかもしれない、という恐怖があったのですが、

私は破裂すること自体の恐怖よりも、

耐えられない匂いで失敗の可能性が高い手術(10万円くらい!?)に踏み切るのか、

それとも、安楽死かという選択を迫られたら決断出来るのかなという怖さがありました。

 
 

正直、結構いろんなところに転移しているのはわかってましたし、

年齢のこともあるし、2kgを切るくらいの体重では、手術をしても、

もう助かる/助からないの問題ではないことはわかっていたので、、、

そして、私自身が延命とかやってほしくない考えなので、、、とは思っていても、

私だったらとっくに「もーいいよ」って言いたくなるような状態にも関わらず、

本人は生きようとしているのですよ。

そこで決断できるのか!? っていう、ね。

 
 

起こってもいないことを心配してもしょうがないし、

どのくらいの匂いなのかとかもわからないので、

その時にならなきゃわからないとは思っていましたが、、、

その決断を差し迫らないでくれてありがとう、と、

非常に手前勝手ながら思うわけです。

 
 

まぁその手前勝手な「ありがとう」はさておいても、

今はもう、ただただ、最期の頑張りを含め、

21年間のあのコの生き方に、本当にありがとう、としか言えないです。

生まれてきた瞬間も立ちあわせてくれてありがとう。

超絶かわいくてありがとう。

声もかわいくて、動きもかわいくて、ありがとう。

元気に21年間生きてくれてありがとう。

最期の最期まで頑張ってくれてありがとう。

看取らせてくれてありがとう。

最後に、こんな飼い主バカな記事に最後までおつきあいいただいたみなさまにも

ありがとうwww

 
 

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